マオリ族の歴史

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今では先進国のひとつとなったニュージーランドですが、ここは太古の昔、深いジャングルに覆われた無人島でした。
現在では絶滅してしまったといわれる、巨鳥「モア」が生息していた土地なのだそうです。

最初にこの島に入植したのは、「マオリ」と呼ばれるポリネシア系の人びとです。
彼らが最初にニュージーランド北島に到着したのは、9世紀ごろと言われています。
カヌーに乗って島にやってきた彼らは、海沿いに小さな集落を形成して暮らすようになりました。

大型動物が少ないニュージーランドの中で、巨鳥モアをはじめ、アザラシやオットセイを狩猟し、一方で、サツマイモなどの栽培をして生活していたのだそうです。

彼らは「モアを食べる人たち」と呼ばれることになります。とうとうモアを食べ尽くしてしまいました。
マオリの人びとにとっては生き延びていくために仕方のない流れであったとはいえ、結果的に貴重な大型鳥類であるモアを、絶滅にまで追い込むことになってしまいました。

13〜16世紀にかけて、マオリの人びとは各部族間で争いをするようになりました。
その後、「パ」と呼ばれる砦集落を形成し、マオリ文化の原型ともいえる独自の文化を築いていくことになります。

しかし、マオリの暮らしにも大きな変化のときが訪れます。
オランダ人であるエイベル・タスマンが、1642年にヨーロッパ人としてはじめてこの島を発見したことがきっかけでした。
北島のマオリの人たちの生活は、急速に進められていく近代化のなかで、追い詰められていくことになってしまいました。

マオリの現在

現在でもニュージーランドの小中学校では、マオリ語の授業が行われています。
また、ニュージーランド政府には「マオリ省」が設けられており、議会においてもマオリに対して4名の議員枠が確保されています。
マオリの文化は、ニュージーランドの歴史の中で大きな存在感を示し続けており、今日のニュージーランドでも自国文化を構成する重要な一部分として受け止められているのです。